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古典映画「駅馬車」




駅馬車



1939年製作の映画、「駅馬車」。

32歳のジョン・ウエインの若いこと。

強いアメリカの象徴のような男性だった。

72歳で癌で亡くなったが、壮絶な最期だったようだ。

痛み止めを拒否し、最後まで自分らしくあろうとしたと聞く。



モニュメント



この道をジープで走ったが、揺れ方は凄まじく、バーに掴まったまま離せない。

アメリカの西部劇を映画とテレビで観ていたので、一度は行きたい場所だった。




砂埃を舞い上げて走る、揺れるで、当時の馬車旅は大変なもの。

走る距離も半端ではなく、インディアンに襲われる恐怖もあった。

そんな中 女性の一人旅ができるのは正義感の強い男たちのお陰であろう。

女性の数が少なく大事にされたのは日本の江戸時代当初の江戸も同じだった。




ステージコーチという原題は有名で町から町へと馬車が繋ぐ。

娘とイギリスへ旅行したとき、空港までコーチが迎えに来るとあった。

わたしたちは一瞬馬車が迎えに来るのかと想いわくわくしたものだ。




アメリカは、1951年、52年、53年と立て続けにネバダ砂漠で核実験をした。

それも80回以上も、結果、ユタ州やアリゾナ州、ネバダ州など、ラスベガスの近くに

大量の死の灰を降らせた。

西部劇はこの地方で撮影され、砂塵のなかで関係者は灰を吸い込んだに違いない。




西部劇に出演した俳優たちで癌で亡くなったのは、

  ゲイリー・クーパー、ジョン・ウェイン、スティーブ・マックイーン、

  ロック・ハドソン、ロバート・テイラー、ジョン・フォード、

  スーザン・ヘイワード、ユル・ブリンナー

この説はある時期話題になった。




また興味深い記述もある。

『駅馬車』のロケ地にモニュメントバレーを 選んだことは映画を成功させる

ために許される嘘だったと。

トントからローズバーグへ行くには、モニュメントバレーは方向違いで、

京都から福岡へ行く途中で富士山が見えるようなものである。




ほんと、ほんと、、、、モニュメントバレーを走るために架空の町を

創り上げたってよかったのだから。




ジョン・ウエインが亡くなったときはわたしもアメリカにいた。

秘書が訃報に接し落胆していたのを思い出す。

アメリカがこうむった大きな損失 だったのだ。




あらすじはここでは内緒……

お薦めの映画です。









テキサスの5人の仲間たち





毎月4枚のノルマであるツタヤのリース、DVD。

どうしても滞りがちで、おそらく月に1枚も見ないことも。

繰越有効期間はひと月のみ。




今回観たのは「テキサスの5人の仲間たち」

古い映画でテレビで何度も観たが、何度観ても新鮮に楽しめた。

もちろん 間が空いているのが条件で。






テキサスの5人の仲間たち

   注:ネットから画像を拝借   





テキサスが舞台らしいがテキサス訛りは感じられなかった。

気品のある美しい女性が出てくる。

彼女こそレイディと呼ばれるにふさわしい。




Lady というのは日本で捉えられているよりはもっと重い意味がある。

淑女や貴婦人、もしくは○○卿夫人などにも匹敵。

これに対して男性は Sir である。




気高いご婦人と子供を含む5人の仲間たち。

周到に練られた筋書きは観ている人たちを飽きさせずに進んでゆく。

ペテンに掛けられた人たちに同情心が沸かないのは彼らが超の字がつく

お金持ちだからか。




西部劇でありながら撃ち合いも喧嘩もない面白さ!

テキサスという荒くれた地方で久々に出会ったであろう貴婦人。

騙された人たちは彼女に逢えたことで大満足した。




わたしは☆5をあげたい映画である。











マグノリアの花たち





ここのところPCの調子が悪く困っていた。

マウスに問題があると分かったが、いろいろと試しているうちに

以前とは異なる画面になり、画像の処理がうまくできなくなった。

とりあえず無難にできる映画の感想を。

今日はアメリカ映画、「マグノリアの花たち」。




製作は1989年、話もその頃の事実に基づくストーリー。

架空の街の話になっているがルイジアナ州に間違いない。

劇中、Texaco の看板が出てきてなつかしかった。

セリフで「テキサスまでだって走れるわよ」というからにはルイジアナ!





マグノリアという花はルイジアナ州の州花で日本のタイサンボク。

原題は「Steel Magnolias」、鉄のマグノリアたちとでも訳す?

アメリカ南部の女性は保守的で家庭的でありながら強いというイメージがある。

代表的な南部女性は「風と共に去りぬ」のスカーレット。




マグノリア



一番下に写っているダリル・ハンナ以外はわたしも良く知っている名女優たち。

ドーリー・パートンは見事なバストと細くくびれたウエストで有名。

もちろんカントリーの女王で南部訛りの英語をしゃべる。

1970年代後半、雑誌プレイボーイにその美しい肢体を披露した。




アメリカの女性たち、特にテキサスでは長い髪を大きく膨らませてアッピール。

映画でもなつかしい逆毛を立てるシーンが・・・




シャーリー・マックレーンがかわいい憎まれ役を好演。

脚本が気が効いていてとても良かった。

笑って泣かせて、、、アメリカの中流の普通の奥様を描いて楽しい。




ご近所にワイワイと何でも話せる友人がいるって幸せなことである。










マリー・アントワネットに別れを告げて




忙しくて借りたDVDも1ヶ月以上手付かず。

やっと3連休に観た、「マリー・アントワネットに別れを告げて」。

近世のヨーロッパ史には興味があり、特に女性が活躍するのが好きだ。




マリーに別れ




題名から、主人公が誰かと摩り替わる展開を予想していた。

前評判も感想も全く情報のなかったわたしだったから。




なんとこのディスクはひどいもので、途中で画面が静止するは、画面が飛ぶは、、、

終わってしまって気がついたことに、王妃とポリニャック夫人との場面がカット。

戻したり、再度試みたりで、同じ場面を5回も再現した。




想像を駆使し、ネットで調べてやっと内容を理解した。




ヨーロッパの王宮を見ると部屋から部屋へつながり、廊下は?と思っていた。

特に召使たちは裏側を通って行き来すると聞いていたが、見たのは初めてである。

裏の廊下は当然質素で、王妃でさえたまには通るようだ。




身分の高い家臣たちも宮殿に部屋を与えられている。

おしのび にも使える廊下らしい。




王妃とポリニャック夫人がレズだという設定は本当なのだろうか。

本人が死亡して100年経てば小説でどのように人物を扱ってもいいという。

数年前の「信長の棺」、今年の「徳川家康の影武者」などありうるだろうと

思わせる 辻褄合せ は見事である。




影武者



資料を調べ上げて自分で仮説をたて、ストーリーを作り上げるのは楽しいだろう。

説得力がなければただのでっち上げ、絵空事、よまい事である。





マリー・アントワネットは綺麗な女優が演じていた。

王妃の部屋の壁に「マダム ド ポンパドール」の絵が掛かっていた。





なんだか消化不良の映画だった・・・・








Singing Nun




今日映画の感想を載せるのは、この忙しい時に…なんて。

実は観たのは23日。




高校生の頃はやった歌で、歌詞は覚えられるわけもなく

「ドミニク、ニカ???」なーんて口ずさんでいたもの。

とにかく優しそうな綺麗な声の人だなと思っていた。




DVD、何借りる?といったところで今回これを借りてみた。

「シスタースマイル」またの名を「シンギング・ナン」。

映画の製作は2009年らしいが、話は1960年代。

お決まりの 優等生の尼僧 がハッピーエンドで終わる話かな?

と想像していたら見事に裏切られた。

結構深刻で、主人公に反感を持ちながら観てしまった。





ドミニク
                     ネットの画像から写真を拝借





歌う尼僧の映画は「シスターアクト」や「ザ・サウンド オブ ミュージック」

を観たが、明るく楽しい映画とは違い物議をかもすものだった。

あの時代はもちろん、現在でもわたしには受け入れがたい主人公の言動。




育った環境に言い分はあるにしても、切れるのはいけません・・・・

実在の人物で人生の閉じ方もまた劇的なものだったようだ。












テルマエ・ロマエ





ツタヤでDVDを借り始めてかなりの月日が経った。

月に4枚借りるコースなのに追われるような気持。

すでに10枚以上 権利が貯まっている、忙しい…



テルマエロマエ



「テルマエ・ロマエ」、題名を覚えるのが大変!

面白いよと薦められて借りてみた、なんの予備知識もなく。

阿部寛がイタリア映画に出ているのかと興味津々だったが…

というのも古代ローマ、ギリシャ、エジプトはわたしも大好きな時代。




観ているとだんだん、なんだか変、、、、と。

まるで漫画みたい、なーんて思ったり。

ええっ、どうしてイタリア語をそんなに早く習得できるの?




観終わってネットで粗筋等調べて、初めて納得!

原作は漫画だった。

2時間あまりの映画に凝縮するのは無理があるのだろう。




時代考証はよくできているのではないかと感心。

日本人がイタリア人に扮しているのもなかなか似合っている。

原作を読んでみたくなったわたしでした。









戦場のピアニスト




2002年製作で話題を取った作品「戦場のピアニスト」。

機内の小さな画面で観たので消化不良のため、今回借りてみた。




戦争モノはいくつも観たが、やはり月並みな表現で、「凄い!」に尽きる。

自分の与り知らぬところで戦争が決定され、国民の一人として巻き込まれてゆく。

子供が生まれてくるときに親を選べないように、国民は生れ落ちる国を選べない。



ピアニスト


印象的でよい場面は多々あるが、ハイライトはここだろう。

何年間も弾いていないピアノがすぐ弾けるのも偉才ゆえか

喜怒哀楽の感情も希薄になり、生きてゆくためだけを考える日々。


ピアニスト2


戦時下、第一線で戦う者たちの精神は狂気。

戦後世の中が落ち着いて統括すれば、平時では考えられないことが露呈する。

あのときはああするより仕方がなかった・・・

自分の意志ではなかった・・・


ピアニスト3


典型的なユダヤ人の顔。

気品あふれる顔に見えるとき、老人のようにしなびて見えるとき。

やつれて髭も伸び放題のときはキリストのような風貌に。




アメリカには黒人という肌の色の違う人種と、もうひとつユダヤ人という存在が。

住んでいると肌で感じる差別が分かってくる。

もちろん日本人に対してもあるが。




砂漠の民であったユダヤ人が自国を持たないまま各地に移り住むと起きる難問。

軒の下で小さくなって暮らしているうちはまだいい。

そのうち富をたくわえ成功してくると出る杭は打たれる。

ところが 出すぎた杭は打たれない のだ。




主人公がピアニストでよかった。

有名な画家ではこの結末はなかったから。












イタリア映画「鉄道員」





白黒フィルムでイタリア映画、全盛期の作。

主演のピエトロ・ジェルミは監督でもあり渋い。

子役がなかなかの演技をしている。

劇中 子供は天使? No,no,no・・・・




鉄道員


本当の子供らしさで共感を得る。


鉄道員2


娘役のシルヴァ・コシナ。

彼女はイタリア映画界一の美女といわれながらも人気がイマイチだった。


鉄道員3


敗戦後のイタリアの地方都市、貧しい市民の生活。

この国でも家庭では父親は厳格、男たちは仕事を終えるとカフェで憂さ晴らし。

母親は家庭を守り、ひたすら家族を愛し、和を作ろうとする。




子供たち3人は父親の思い通りには育たない。

どうしようもない家庭だ、なんて思っていると後半引き込まれてゆく。

根底に愛情があればいつかは解りあえる・・・




「どうして喧嘩をするの」、男の子が聞いた。

「どっちも自分が正しいと思っているからよ」と母親。

「どうすれば仲良くなれるの」

「話し合えばいいの。そうすれば心が通い合うのよ」




記憶を辿って気に入った上記のセリフを再現してみた。

正確ではないが、こんなふうにわたしは受け止めた。









ニューシネマパラダイス




20年以上も前、この映画をビデオで観た。

時間的にゆとりのできた現在、昔観た映画を借りて観ている。

この映画もまた観てみたいと思い注文。




昔も良かったという印象はあったが、具体的に何かは忘れていた。




シネマパラダイス


配役の妙味もさることながら、わたしにとっては郷愁も重なり・・・・・・

そうだった、昔の映画館はこんなだったと。


トト


戦後の庶民の貧しさはイタリアも日本も同じ。

映画こそが唯一の娯楽だった。




1970年代のアメリカはヒューストンの映画館。

映画と観客が一体となって応援もし、主人公に共感を抱いていた。

早すぎると思われる男女の仲の場面に、「オツ、オー」との声が。


90年代のロサンゼルスでは映画館も小さくデラックスになっていた。

個人の好みで映画を選び、館内には客が5人なーんてことも。

日本も郊外型の映画館はシネマコンプレックスとなり、大変なる様変わり。




今も昔も映画の中の台詞は気が利いていて人生にも役立っているのではないか。




シネパラ


子供の無邪気とはいえ困りもののイタズラ。

歳の差の大きな友情は在り得る・・・


シネパラ 女性


主人公に関わる女性。

北イタリア美人で上品な上に知的。




以前観た映画と今回のは異なるようで、今回のは完全版

時間も長いし、「その後」的な話が加わっていた。




主人公の子役、青年時代、大人になってからと どの3人も素晴らしい。

友だちである老人も、是非 わたしの周りにいてほしい人!




完全オリジナル版のほうは、わたしにとっては「言わずもがな」である。

人それぞれの青春を胸に、感慨深く終わるのが好みだから。









映画「シャイン」




強い推薦を受けて映画「シャイン」を観た。

上々の評判はまだアメリカ在住中だったので肌で感じられた。

出かけた先で「あの映画観た?」となる。



シャイン


この映画のお陰でラフマニノフのコンツェルト3番は世界一の難曲だと知った。

一度聴いただけで耳障りの良い、覚えやすい曲である。


シャイン2


この俳優がアカデミー主演男優賞を獲った。

劇中 いわゆる吃音ではないが何度も自分の会話を部分的に繰り返すくせ。

それは精神的なものからくるもので絶対的な権力を持つ父親によって生じた。




強く生きろ、他人を信じてはいけない、お前はだめだといい続けられて育つ。

それで何が起きるかと、、、、

世の中で起こる悪いことは自分のせいだと思い、名前を呼ばれただけで

自分を反省し、謝る・・・・・・




その父親はポーランドを追われてオーストラリアに移民してきたユダヤ人。

肉親を殺され、生活は貧しくなったが、音楽にかける情熱だけは人一倍。

家族だけが絶対だと言い切ることがあらゆる人を巻き込んでゆく。




主人公は天真爛漫、子供の純粋さを持ち、周りの人々が優しく包んでくれる。

「良かったね」と涙を流せる映画だった。




一流だ、天才だといわれる人の努力とは・・・並大抵なものではない!!

貧しくても誰かが天与の才を見出し、助けの手を差し伸べてくれるものである。








プロフィール

白秋マダム

Author:白秋マダム
 
海外生活17年間の思い出と、
時事雑感、日々の暮しについて
エッセイを書いています。

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