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大名行列のホント?





大名行列


江戸時代、参勤交代で街道を大名たちが行列を組んで通過した。

「下にー、下に」と声を上げて毛槍を振って歩けたのは限られていた。

将軍家のほかは紀伊、尾張と水戸の御三家だけ。



しかも ゆっくり威風堂々と歩いたのは宿場町だけで町外れや山間部は

走るように通り、日数の掛るのを省いた。



家格に応じて供の数も定められ、初期の頃こそ守られていたものの、

幕末も近くなると大名行列の体を成せなくなってしまった。

ために日雇いの者たちで人数を合わせ、その場をしのいだという。







江戸における大名行列の礼儀作法と仕来たり

参勤交代の時期や式日には大名や武士の登城で通りは大混雑となる。

すれ違うときは大名同士 作法に則り格の低い方から挨拶をしなければならない。



行列は名前を掲げているわけではないので、すれ違う相手の大名が

上位か下位か をすばやく判断しなければならない。

手がかりは行列先頭の槍印や挟箱に描かれている家紋。

当時は武士だけでなく庶民も家紋は周知徹底していた。

同じ葵の紋でも微妙に違いがあることまで。



供頭が相手の大名の名前と家格を行列の責任者である道中奉行に報告。

 ・大名同士が同格のとき

   往来を半分ずつ譲り、駕籠を停止し扉を開けてお互いに目礼


 ・相手が上位のとき

   駕籠を停止し、片足を出して草履を履き、ちょっと土を踏む仕草を

   して丁寧に頭を下げて礼

   このとき格上の大名は扉を開けて目礼をし、扉を閉めて行き去る


 ・相手が御三家や御三卿など格段上位のとき

   行列を止め、大名は駕籠から出て立ったまま礼

   格上のほうはそのまま挨拶を返さずに通過することも




供頭の判断如何では 主君が礼を失することになり、延いては

藩の名も汚すことになるので、切腹を覚悟の重要な役目であった。








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白秋マダム

Author:白秋マダム
 
海外生活17年間の思い出と、
時事雑感、日々の暮しについて
エッセイを書いています。

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