戦場のピアニスト




2002年製作で話題を取った作品「戦場のピアニスト」。

機内の小さな画面で観たので消化不良のため、今回借りてみた。




戦争モノはいくつも観たが、やはり月並みな表現で、「凄い!」に尽きる。

自分の与り知らぬところで戦争が決定され、国民の一人として巻き込まれてゆく。

子供が生まれてくるときに親を選べないように、国民は生れ落ちる国を選べない。



ピアニスト


印象的でよい場面は多々あるが、ハイライトはここだろう。

何年間も弾いていないピアノがすぐ弾けるのも偉才ゆえか

喜怒哀楽の感情も希薄になり、生きてゆくためだけを考える日々。


ピアニスト2


戦時下、第一線で戦う者たちの精神は狂気。

戦後世の中が落ち着いて統括すれば、平時では考えられないことが露呈する。

あのときはああするより仕方がなかった・・・

自分の意志ではなかった・・・


ピアニスト3


典型的なユダヤ人の顔。

気品あふれる顔に見えるとき、老人のようにしなびて見えるとき。

やつれて髭も伸び放題のときはキリストのような風貌に。




アメリカには黒人という肌の色の違う人種と、もうひとつユダヤ人という存在が。

住んでいると肌で感じる差別が分かってくる。

もちろん日本人に対してもあるが。




砂漠の民であったユダヤ人が自国を持たないまま各地に移り住むと起きる難問。

軒の下で小さくなって暮らしているうちはまだいい。

そのうち富をたくわえ成功してくると出る杭は打たれる。

ところが 出すぎた杭は打たれない のだ。




主人公がピアニストでよかった。

有名な画家ではこの結末はなかったから。












スポンサーサイト
プロフィール

白秋マダム

Author:白秋マダム
 
海外生活17年間の思い出と、
時事雑感、日々の暮しについて
エッセイを書いています。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR