FC2ブログ

1760年ころのトリオ 英国

トリオ英国で買った
       英国で求めた トリオ


トリオとはハンドルのないカップ (tea bowl) がひとつと、ハンドルのついたカップが
ひとつ、ソーサーといわれる皿が1枚の3点セットのことである。


皿がソーサーと、ケーキ用またはパン皿のどちらかの皿とのセットは
ダブルソーサーといって、トリオとは呼ばない。

写真のトリオは英国で磁器作りが始まって間もない頃のもの。
青で描かれた模様は釉薬の前に描かれたもの (アンダーグレーズ) なのか、
後 (オーバーグレーズ) なのか分からない。

地肌は灰色がかっていて、茶碗と皿は凹凸のあるフルートといわれる形状をしている。

中国より陶磁器がヨーロッパに伝わったとき、人々は小ぶりの茶碗の使途が分からず、
中くらいの皿と組み合わせて、今日のカップ&ソーサーにしたのではないか?
    (おそらく中国では湯飲み茶碗とおかず?でも入れる中皿だったかと想われる)

ヨーロッパの人々は取っ手のないカップでお茶を飲むのはあまりにも熱いので、
伝わった当初は、少し深めの皿の方に移して飲んだといわれている。

やがてこのコップ状の茶碗が一つと、茶碗に取っ手を付けたものとに一枚の皿を付け、
3点とし、セットでトリオと名づけて世に出ていった。
    
写真のトリオは美術的な価値のあるものとしてではなく、磁器製作の一過程が
しのばれる作品として求めた。

英国のコッツワルズを訪れたときの帰り、小さな町で見つけたもので、店の人は窯元を
ウースター
だと言ったが、私は7割の可能性でカーフィーではないかと思っている。

根拠はカップの底を光にかざすと緑色に見えるからだ。

裏印3点トリオ 
        窯印

アンティークの食器を見ると、それぞれの背景には物語があり、それらを調べるのも
楽しみの一つである。



スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

白秋マダム

Author:白秋マダム
 
海外生活17年間の思い出と、
時事雑感、日々の暮しについて
エッセイを書いています。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR