FC2ブログ

アンティーク時計の文字盤の数字

時計グランドファーザー
       グランドファーザーズ クロック の文字盤 (1850年頃 英国)


文字盤上の絵と文字はすべて手描き。

中央には 「G. Riley Halifax」 と書かれている。

私なりに調べたところによると、当時は時計を注文した人の名前や屋号、
会社名を文字盤に入れたようで、ハリファックス氏の注文品ではないか?

37x52センチの文字盤の大きさから見ても相当な大きさの時計だったと想像する。

ヨーロッパの貴族やお金持ちの大邸宅の天井は高く、家具調度品は大きい。
珍しい時計は是非とも特大のサイズが好まれ、また小さいとその存在感はないに
等しかったのでは。

数字の周りと中央にはヨーロッパから見て珍しい異国の風景や動物が油彩で描かれ、
自宅に居ながらにして異国情緒を楽しんだのかもしれない。

また文字盤の数字はローマン・ニューメラルでⅠ、Ⅱと書き表している。

問題は 4 でⅣと描かずにⅠと同じ書き方で縦に棒が4本並んでいる書き方を
していること。


文字盤ぐらんどファーザー時計 
         硝子越しの撮影のため画像がよくない


文字盤の数字の解釈

    時計の文字盤では、伝統的に4時をIIII、9時を IXで示す。
    また4時をIV、9時をVIIIIと表示しているものも存在しているため、
    これは絶対的なものではない。

  1 ローマ神話の最高神・ユピテルの綴り IVPITER の最初の2文字が
     Ⅳと重なる表記になるため避けた

  2 ぱっと見たとき、4 か 6 か見分けにくいため

  3 IIIIならばIという刻印を4回押せば文字盤の文字が作れるが、IVだと
     専用に型を1つ作る必要がある

  4 特定の有力なローマの時計製造者がIIIIと書いた時計を作ったため、
     他の製造者はその製造者が怒らないよう、それにならった

  5 ルイ14世が、文字盤にIVという書き方で4を表すことを禁じた


蛇足
 錆を防ぐため額装をしたが、ある意味、雰囲気を壊してしまった気がする。

 最初はチェーンで動かし、次はネジ式、そして現在は電池で動く、現役の
 時計です。



スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

白秋マダム

Author:白秋マダム
 
海外生活17年間の思い出と、
時事雑感、日々の暮しについて
エッセイを書いています。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR