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アンティークの髭徳利

髭徳利
        通称 髭徳利 


取っ手のある水差し、ジャグ は水、ジュース、ミルク、ワインなど日常の飲み物を
入れる容器として、西洋では食卓でもキッチンでも多用されていた。

ドイツのライン川流域では、中世の頃からセッキという、石のように硬く焼き締めた
陶器が作られ、英語では stone ware と呼ばれている 。

ライン地方では塩釉セッキが多く作られ、焼成のときに、食塩を窯の中に投げ込ん
で作る手法が盛んだった。

化学反応によって生成するソーダガラス質の釉薬が、器面に鮫肌のようなまだら
模様を作り、写真のような独特の表面ができる。

鬚徳利は人気が高く、17C以降はオランダや英国でも数多くの模倣品が
造られたらしい。  


髭徳利その2
   古いものほど鬚男の表情がリアルで、がっちりと力強い据わりのよさがある。


このジャグは大航海時代に船乗りがお酒を入れ、取っ手に人差し指を通し、
持ったほうの肩に担いで飲んだ。

日用品であって美術品ではなかったが、数多く作っていくうちに、凝った精緻な
ものが生まれてきたものと思われる。 (いわゆる生活雑器)

歴史の資料的な価値があり、英国のロンドン塔やケンブリッジ大学のキングス
カレッジにも展示されていた。

またヨーロッパの陶磁器の歴史を語るときに、必ず登場するジャグである。

ジャカルタは長い間オランダの統治下にあったため、大航海時代の忘れ物が、
今でも残っているようだ。

これだけではない、華僑が中国から持って渡った、明の壷や焼き物が未だに見つかる
こともある。 これは戦乱のとき人々が土に埋めて逃げたからだと聞いた。

ジャカルタに行くともしかして掘り出し物が見つかるかも知れませんよ。
   ただし、わたしが居たのは1984-1988年のことですが。



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白秋マダム

Author:白秋マダム
 
海外生活17年間の思い出と、
時事雑感、日々の暮しについて
エッセイを書いています。

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