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大事な工程、仕付け糸をかけること

仕付け糸


子供のころ母が言った。
「仕付け糸を付けたままでいるのは、お尻を見られるより恥ずかしいこと」だと。

わたしは口答えはしなかったが、心の中で、糸がついているくらい何でもない、
お尻を見られるほうがよっぽど恥ずかしいことだと思っていた。

今更のように、仕付けは躾にも繋がり、重要な意味を含んでいるのだと知った。

きちんと着物を縫い上げて、落ち着かせ、形を整えるために仕付けをする。

それが済むと仕付けの役目は終わり、糸は外される。

子育てを着物の仕立てになぞらえれば、単に直線縫いのところもあれば、衿など
難しい箇所もある。

その前に柄選びから始まり、目的や用途を考えて取り掛かる。

丹精込めて縫いあがったら、仕付け糸を外す。
この時が子離れの時だろうか。

まさに子供は親の、育てた人の作品である。
「育てたように子は育つ」とは あいだみつお の言葉にあった。

洋裁でも仕付け糸は大活躍をする。

面倒でも仕付けをきちんとすると、あとの仕事が速くきれいに仕上がる。
手間をかけたほうがいいのです。



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自分の娘が育つのを見るにつけ、自分がどう育てられたのか、ようやく分かる気がします。
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白秋マダム

Author:白秋マダム
 
海外生活17年間の思い出と、
時事雑感、日々の暮しについて
エッセイを書いています。

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