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-讃美歌276番-



学校で1時間目が終わると全員チャペルに集まって礼拝。

牧師さまのお説教と、日替わりで生徒が讃美歌を選んで紹介する。




讃美歌276番 に初めて出合ったのはそんなチャペルでのある日のこと。

紹介者はすらりとした憂いを含んだ色白の綺麗な人。

ミスコンテストなどあるはずもなかったが、もしあれば彼女こそミス〇〇との

呼び声高き人だった。






この讃美歌を彼女がなぜ好きなのかという理由は残念ながら忘れてしまったが。

とにかく旋律が暗い感じで、寂しさと切なさは彼女にぴったりだった。


讃美歌



讃美歌アップ




    1・光と闇との ゆきかう巷、いずれの方にか つくべきわが身、

      燃え立つ命を 御前に捧げ、

      今しも行かばや、まことの道を。


    2・誉れと栄を 受くるはたれぞ、ときわのかむりを 受くるはたれぞ、

      義を見ていさめる ますらおなれや、

      臆するものには 悔いのみ残る。

    
    3・血潮に染みたる 悩みの道を、十字架の御旗を かざして進み、

      けわしきカルバリ おおしく過ぎて、

      あめなる御国へ さきがけのぼらん。

    
    4・この世のいきおい みなぎりあふれ、悪魔の剣は はむかい来とも、

      いかでか阻みえん、光の御国、

      あおげや、わが主は みくらにいます。

            注:読みやすいように一部に漢字を当てています




紹介者の彼女は卒業後間もなく亡くなった。

不幸にも原因は交際中の彼にあった。

週刊誌沙汰になるほどの衝撃的な事件で、わたしはこの讃美歌とともに

美しかった彼女を思い、失った悲しみを噛み締めた。









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非公開コメント

悲しい事件ですね。
賛美歌とは無縁ですが、同期の男子と女子が各々別ですが
命を絶ちました。どちらも男女間のもつれでした。
若さゆえでしょうが、当時聞いた時信じられなかったです。
人間は弱いです。相手を蹴飛ばして生きる事は出来なかったのかと
思いました。

こんにちは。

私は讃美歌に触れることがほとんどありませんでした。
でも去年、亡くなった友人のお嬢さんは、結婚してクリスチャンになっていましたので、告別の儀は当然教会で行われました。
いくつもの讃美歌が歌われ、なんともしめやかな儀式でした。
仏教の葬儀は経文の意味が良く分からないこともあって、胸にずしんと響くものが少ないのですが、キリスト教式は参列者の半分以上の方が、讃美歌をくちずさみ歌いながら、すすり泣くものですからその悲しみが会場に広がって、より涙を誘うのでしょう。私にとっては初めての経験でした。ただ、私は趣味のひとつとして音楽、ひいては音楽史にも興味がありますので、必然的に西洋音楽の歴史を知る上で欠かせない、宗教音楽をグレゴリオ・チャントから始まってロシア正教会のミサ曲、そして現代の作曲家ミログリオの宗教音楽に至るまで、蒐集してはいますが、本当に祈る場で聖歌に囲まれたのは、とても大きな経験でした。

この276番、旋律的にとても悲しみに満ちた曲ですが、ミサ曲の中の「怒りの日」に相当するような気がします。
この讃美歌を紹介なさった美しい女性が、ほどなく亡くなられたということはあまりにも、運命的な出来ごとでしたね。

しょこらろーずさま

こんばんは、ろーずさん、

> 人間は弱いです。相手を蹴飛ばして生きる事は出来なかったのかと
> 思いました。
ほんとに、、、、、。
あの時代、恋は秘め事であれば誰にも打ち明けられなかったのでしょうね。

蹴飛ばしてでも生きる、、、。気に入りました、この表現!

NANTEIさま

こんばんは。
> でも去年、亡くなった友人のお嬢さんは、結婚してクリスチャンになっていましたので、告別の儀は当然教会で行われました。
ご友人のお嬢さまなら まだお若い方ですね。
悲しみは深く、忘れられないお葬儀だったでしょう。

いつもながらのNANTEIさんの薀蓄のある音楽談義のご披露!
勉強になりました。
あまり感想を書くとぼろが出そうなのでこの辺りで、、、。

ミサ曲の「怒りの日」は知りませんが、聴いてみたいと思います。

娘の高校の卒業式の日、ご一緒に讃美歌をと言われたのですが、全く声が出ませんでした。
日常 気持のよい声の高さで話しているせいか、高い音が出ないのです。
ましてやカラオケは苦手です。

> この讃美歌を紹介なさった美しい女性が、ほどなく亡くなられたということはあまりにも、運命的な出来ごとでしたね。
だから この讃美歌が何かの折にふっと頭に浮かびます。
プロフィール

白秋マダム

Author:白秋マダム
 
海外生活17年間の思い出と、
時事雑感、日々の暮しについて
エッセイを書いています。

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