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耳の手術をLAで

婦人靴
        19C 初頭の婦人靴のミニチュア


ストレスから肩が凝る。

それで血液やリンパの流れが滞る。

結果、右の耳が難聴になり、駐在3年後には聴覚 0 に。

知人の医師の紹介で サンタ モニカにある St.John 病院で診てもらうことに。

薬も効かず、吸引も一時しのぎで、結局 手術を受けることになった。

当日、独りで行ったわたしは諸々の手続きをこなす。

面倒だったのは、荷物を預けるために財布の中身を詳細に報告しなければ
ならなかったこと。

10ドル札、5ドル、1ドル紙幣の数から、小銭のじゃらじゃらとした枚数まで。

その後、太った黒人の女性が言った。

「これに着替えてください」
   簡単な和服のような前打ち合わせの、よくあるもの。

「どこまで脱ぐのかしら?」

「全部よ」

「あの、、、一番下のモノも?」
   頑として譲らない、横柄にも取れる彼女の振る舞い。

「わたし、耳の手術を受けるのですけど……」

彼女は即座に、OKといって肩をすくめた。
下着はつけたままでよいことに。

着替えた後、なんと健康なわたしは車椅子に乗せられ、手術室へ。


メディカル ビル にはたくさんの医師がオフィスを構え、レントゲン室や
MRI、ラボの設備、手術室から入院室まで共有して使っている。

ここ セント ジョン 病院には ジョン・ウエイン の基金で作った癌センターがある。

LAの西に位置するため、エリザベス・テイラー や マイケル・ジャクソン も入院していた。


こぼれ話

  写真はメトロポリタン美術館所蔵の19世紀初頭の婦人靴で、10センチくらいの
  ミニチュア オーナメントにしたもの。
  飾りはもちろん、病気の人に、早く治って歩けるようになりますように、の願いを
  こめてプレゼントにも使われる。

  右足の片方だけなのは、右足から第一歩を踏み出すから、ですって。

そういえばアメリカの至るところでスリッパやビーチサンダル、ゴルフシューズ
などの飾りや栞、文房具などが売られているのには、こんな理由があったのか。



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白秋マダム

Author:白秋マダム
 
海外生活17年間の思い出と、
時事雑感、日々の暮しについて
エッセイを書いています。

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