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岩国藩の御納戸、豪商「むろやの園」





地方にはまだまだ世に広く知られていない名所がたくさんある。

特に西日本には城も多く、城下町や御納戸と呼ばれた町が栄えた。

以前も記載した山口県柳井市にある「むろやの園」をまた訪ねた。



ここは周防国(長州ではない)の岩国藩、吉川公のお膝元。

江戸時代の地方の豪商の家がまだ完全な形で残っているのだ。

重複する写真は割愛して、今回また新たに感動したものをご紹介。


二階の窓


母屋の二階の窓から外を望む。


むろや


店のすぐ後ろにある部屋。

鍵の字に神棚が祀ってある。


板戸


縁側にある板戸。

よく時代劇で見かける仕切り戸である。


板戸 拡大


板に描かれているとは思えないほどの精巧さ、緻密さ。


厠へと


昔は厠へは長い吹きさらしの廊下を伝って行ったものだ。


半閑舎の看板


半閑舎と名付けられた迎賓館の役目をする数寄屋造りの離れの説明。

       注:写真は過去記事に


蔵


分厚い壁の蔵。

現9代目のご当主曰く、栄枯盛衰の慣わしで、大変だった時に金目のものは

売ってしまわれたそうな。

この蔵の建物は、わずかに末広がりになっている。

地震に強くびくともしないそうだ。


湿気を逃がすための溝


すぐ傍に掘られた溝に蔵の湿気が流れるように設計されている。

昔の智恵の素晴らしさを実感。


湯たんぽ


母屋の二階に展示されていた「湯たんぽ」。


炬燵


そして「炬燵」。


道具


庭にある長屋の一室に「道具部屋」があり、いろいろな工具が置いてある。

現在でも日曜大工の好きな人には参考になる納め方では?


地搗き石


建物を建てる前に地固めをするときに用いた「地搗き石」。

直径40センチくらいのボールで10人ほどの人で綱をかけて搗くらしい。

これで地を固めると建物は耐震性が増し、今まで何の影響もなかったと。




「むろやの園」は訪れるたびに新しい発見と感動がある。

今回はご当主と長い時間お話ができ、興味深い話題に時は矢の如く

飛び去り、過ぎていった。

江戸時代の豪商の生活ぶりを想像し、質実剛健の心意気を感じた。









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白秋マダム

Author:白秋マダム
 
海外生活17年間の思い出と、
時事雑感、日々の暮しについて
エッセイを書いています。

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